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セントビンセント


by haruka216-121
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どうにもならない事

実は、ずっと戦ってきた人がいる。
それは、Junior Education officer Ms.ロビンソン

ビンセントは時間には適当だが、形式、形にはうるさい。

例えば、何か事を行うときには、必ず誰かのサイン&Letterが必要になってくる。

例えば私が教師を対象にずっとやりたいと思っているワークショップ。
それを行うにはこのJunior Education Officerを通して、その上役職に当たるSenior Education Officerのサインをもらい、さらに各学校の校長宛にLetterを送り、始めて教師がそのワークショップに参加できる。

だが、このJEOの彼女がとても、とても曲者だった・・・。というか働かない。

でも、人当たりはいので、
私が何か発案すると、ものすごく賞賛してくれ、のってくれる。日程を決めたり、いかにも物事がうまくいきそうな口ぶりで、計画を立てたりもする。

だが・・・一切実行に移さない
そして、彼女が得意なのは、言い訳。
「あらーごめんなさい。とても忙しくて」「この間は海外に出張で。」「体調が悪くて」etc・・・

そして、都合が悪くなると、電話にも出なくなり、行方をくらます・・・・。

最初は、ミニストリーを一人で切り盛りしているし本当に忙しいと思っていたのだが、前突然事務所を訪れたところパソコンでゲームをしていたり、、、約束を何一つ守らないことから、今は全く信用できなくなってしまった。

話は長くなるが、実は私の学校ではミシンがなく、被服の授業もない。でも、私が一番教えたかったのはこういった裁縫などの実習。もちろん、うちの学校ではシラバスに沿って、ミシンがなくても出来る教材で、彼らの実生活、CXC(テスト)のに生かせる内容で授業を行ってきた。だが、実際このセントビンセントにはミシンはあるが全く生かされていない学校が多くあるということ、私が作ったものに興味を示してくれている教師が何人かいたことから教師向けにワークショップを行いたいという事をだいーーーーーぶ前から考えていた。

そして、1回目は夏休み中に行うはずだった。夏休みだし、教師も時間があるし、ソーイング以外にも何かやれないかということで、台湾のボランティアに農業系のワークショップを、水産局に勤める日本人ボランティアに魚の料理をと私がコンタクトを取り、依頼までした。だが、すべてすっぽかし、海外にバケーション。もちろん夏休み前から連絡を取っていたが、一言も言わずに突然すっぽかし。自分だけならまだしも、スケジュールを調整してくれたほかのボランティアにも大迷惑をかけるはめに。

相当、腹が立ったので、もちろん抗議!だがもう何を言っても言い訳ばかりなので、こっちも話す気がなくなる始末。

そして、次の予定は冬休み。もちろん向こうからは全く連絡はないし、クリスマスバケーションにワークショップに人が集まるわけがないので、私からもせず、流れる。

もう彼女と話すのは懲り懲りだったが、バッグのサンプルも作っていたし、もう少しで私の任期も終わってしまうので、教師向けではなく、週に1回タウンのMPC(専門学校のような場所)の授業を手伝うという形で、直接生徒にソーイングの授業をしたいということを申し出た。そうすればその学校の校長との交渉だけで済むし、手間がだいぶ軽減されるからだ。

ところが、この彼女。出来ないならできないと言ってしまえばいいのに、それは言いたくないのだ。また、私がオーガナイズするからと言ってきた。そして、その場でワークショップの日にちと場所まで決めて、家庭科の先生のMeetingの日取りまで決めた。そして、各校長に連絡するわねと満面の笑みで言った。

こうなったらさずがに、やると思うよね?

でも、ここはビンセント、信じてしまった私が馬鹿でした。

最後の最後まですっぽかそうとした彼女。木曜日にやるはずだったMeetingの連絡は水曜日になっても来ない。電話してみたらでない。やっと出たと思ったら来週の火曜日にしようと思ってと言う。でも、まだ、校長には連絡が来ていない。

で、結局どうなったかっていうと、Meetingは火曜日に行われた。だが、肝心のワークショップの話になりそうもなかったので、自分で提案したところ、他の教師が興味を示してくれワークショップをやる事自体は決定。面倒な事がきらいなMs.ロビンソンは「じゃそういうことでワークショップをやりましょう。後で日程を決めて連絡するわ」と言い、話を変えようとしたので、「先生方は忙しいし、田舎のほうに住んでいる人は急に言われても材料を準備したりできないし、私は3月にはここを去るから2月中にはワークショップをやりたいの。今日、日時を決めて、先生方に知らせてくれないと困る。」と言ったところ、何人かの事情を知っている先生方が、日程を決めることに協力してくれ(こんな時、普段現地の人に愚痴をこぼすことも大切だと実感。ちゃんと味方してくれるのだ。)、話は何とか丸く収まった。

・・・・ようにみえる。

リーワード側とウィンドワード側と首都と3地区に分かれて1日ずつ。
来週、さっそく1回目が行われる。うーーん、本当に実施されるのか。


そして、もう一点。
この2年間、授業の中でローカルフードを使ったレシピを作り、実習してきた。もうすぐ去るということで、何校かの学校で教師と生徒が実習で生かせるように、レシピカードを作っている。

そんな話を、ちらっとこのMs.ロバンソンにしたところ、彼女がMeetingの際、自分のアイディアとして、ローカルレシピカード作りのアイディアを発表。そして、他の教師にレシピ作りの分担を依頼。恥ずかし気もなく、よく堂々と・・・。私はもう呆れて何も言わなかった。
でも、彼女達自信が自分達のアイディアでレシピ集を作るのも悪くないと思ったので、放っておこうと思った。が、全てを知っている私のコーワーカーがこのアイディアはMs.Kakuwaのものだし、彼女はもう作り始めているから私は協力しないわと発言。

Msロバンソン・・・実は彼女の態度は他の教師からも相当の不信感をかっている。家庭科の教師の取りまとめになっているPresidentという立場の人は来なかった。何でも、相当理不尽な事をされたらしい。コネで選ばれたというだけで、上に立つ人として、全くふさわしくない彼女だが、彼女は退職するまで今のポストにいられるらしく、最近家庭科の先生方の彼女に対する様子がおかしい。深い溝にならなければいいが。

小さな島だけに”信頼関係”が崩れると、何もかもが大変。そして、なんだかドロドロしてきてしまった家庭科部会。

つづく。
by haruka216-121 | 2009-02-02 05:36 | About St.vincent